アクア豊胸後の不安の相談



アクア豊胸後の不安の相談

ご質問者様:昨年にS美容外科でアクアフィリング豊胸を受けた者です。
術後、しばらくするとしこりや痛みは全くないのですが、インターネットで色々調べたところ安全性が確立されていないことや発ガン性の物質が入っていることなどが分かり、とても後悔しています。それと、自分の胸ではないという違和感と日々戦っており、除去するか迷っています。
アクアフィリング豊胸とは、命に関わる危険はないのでしょうか?また、除去するとしたら費用はいくら程かかるのでしょうか。
よろしくお願いします。

医師:十分説明していただけず、術後不安になられるお気持ちはよくわかりますのでご質問にお答えします。
問:アクアフィリング豊胸とは、命に関わる危険はないのでしょうか?
答:アクアフィリングやアクアリフトはポリアクリルアミドからなりコンタクトレンズの原料として使用されています。ポリアクリルアミドを合成するときに原料のアクリルアミドが残留します。
アクリルアミドのことを発がん性物質と考えておられると思いますが、アクアフィリングでアクリルアマイドのついての詳細なデーターは持ち合わせていませんが、アクアフィリングと同等品のアクアリフトではアクリルアミドは約5ppm含まれています。これは1g中5µgのアクリルアマイドが含まれるという意味です。炭水化物を多く含む食品を高温( 120 ℃以上)で加熱調理することにより、食品中のアミノ酸の一種であるアスパラギンがブドウ糖、果糖などの還元糖と反応してアクリルアミドに変化してできるようです。
アクリルアミドはポテトチップスには1gあたり平均0.57µgが含まれ、100gのポテトチップスでは57µgが含まれます。100グラムのアクアリフトには500µgのアクリルアミドが含まれますが、日本人は食品で一日平均12µgを摂取しており、EUでは一日20µgから200µgのアクリルアミドを摂取しています。アクアリフトを100グラム胸にいれてもすべてのアクリルアミドがすぐに吸収されるわけではなく、かなり多く見積もって10分の1程度のアクリアミドが吸収されてもポテトチップス100グラムのアクリルアミドの量と変わりません。アクリルアミドは発がん性物質ではなく、発がん性を疑われる物質なので、さらに発がんする可能性が低いと思われます。また、EUの調査ではアクリルアミドと乳がんの可能性は指摘されておりません。
アクアフィリングやアクアリフトはもともと同じ会社から別れた人達が作成し、商品名を変えて発売しているので、アクアフィリングも同じような濃度のアクリルアミドが含まれていると考えられます。  
ポリアクリルアミドからなりコンタクトレンズの原料として使用されているのは先ほどお話しましたが、他にソビエト連邦で豊胸や、関節のクッションとして40年使用されてきましたが、発がんを取りざたされたことはありません。
幾千の言葉を用いてもあなたの不安が解消されるとは思いませんが、現時点ではポリアクリルアミドには発がん性がないと考えています。
FDAで認可されれば医薬品として安全と考える日本人は多いと思いますが、武田薬品工業の糖尿病治療剤であるアクトスはFDAで認可されたあと、一般の医師たちにより、膀胱がんの発がん性が指摘されていますのでFDA認可が有るか無いかは安全性を100%保証するものではありません。